LevelUp Strategy
外見改革

第一印象を変える髪型の選び方

髪型は外見改革でもっともコスパが高い投資です。顔型別の似合わせ理論から美容室でのオーダー術まで、具体的に解説します。

髪型を変えた日、世界の反応が変わった

外見を変えたいと思ったとき、最初に手をつけるべきは髪型です。

服でもスキンケアでも筋トレでもなく、髪。理由はシンプルで、かけたお金と時間に対するリターンが圧倒的に大きいからです。服は毎日着替える必要があるし、体を変えるには何ヶ月もかかる。でも髪型は、月1回の美容室と毎朝10分のセットだけで印象を劇的に変えられます。

僕自身、大学2年の春に初めてちゃんとした美容室に行きました。それまでは近所の1,000円カットで「短めでお願いします」がデフォルト。自分に何が似合うかなんて考えたことすらなかったんです。でも、顔型に合わせたショートマッシュにしてもらった日、バイト先の女の子に「なんか雰囲気変わりましたね」と言われました。たった1回の美容室で、です。あの瞬間の高揚感は今でも覚えています。

男性のショートヘアスタイル — 清潔感のあるシルエット 出典: Unsplash

外見レベルには公式があります。

(素材の顔) × (髪・眉) = 顔面レベル (顔面レベル) × (ファッション) = 外見レベル

顔の造形は変えられません。でも髪型と眉毛を変えるだけで、顔面レベルは大きく上がります。RPGで例えるなら、最序盤で手に入る最強装備みたいなもので、レベル1でもステータスが跳ね上がる。これを使わない手はありません。

顔型を知れば、似合う髪型は自動的に決まる

髪型選びで失敗する人の多くは、トレンドだけを追っています。でも本当に大事なのは、自分の顔型に合っているかどうかです。

似合う髪型の本質は、見た目を卵型に近づけること。卵型は人間の顔の中でもっともバランスが取れた輪郭とされていて、本能的に美しいと感じやすい形です。つまり、自分の顔型の特徴を髪型で補正して、卵型のシルエットに近づけるのが正解なんです。

これ、意外とシンプルじゃないですか?

顔型は大きく5つに分かれます。

丸顔 — 縦のラインで引き締める

頬がふっくらして、顔の縦幅と横幅がほぼ同じ。幼く見られやすいタイプです。

おすすめは爽やかアップバング2ブロックショートや、ゆるスパイラルセンターパートです。

ポイントは縦の印象をつくること。おでこを出したり、分け目を真ん中にすると縦ラインが強調されて、丸さが緩和されます。サイドは短めに刈り上げて、トップに高さを出すのが鉄板です。

面長 — 横にボリュームを出す

縦に長い印象で、実は日本人男性にもっとも多い顔型です。

おすすめはナチュラル2ブロックマッシュや、韓流前下がりマッシュです。

鉄則は前髪重め、サイドにボリューム。トップを上げすぎると面長が強調されるので、前髪を下ろしたマッシュ系が相性抜群です。万人受けもしやすいので、迷ったらここからスタートしてみてください。

マッシュスタイルの男性 — サイドにボリュームを持たせた例 出典: Unsplash

ホームベース型(四角顔) — 動きで視線を散らす

エラが張っていて、男らしい印象のある顔型です。

おすすめはグランジ刈り上げネープレスアップバングや、ツイストパーマフェザーマッシュです。

毛先を遊ばせて視線を散らしつつ、縦の印象を強くするのがコツ。束感を強めに出して動きをつけると、エラの角ばりが目立たなくなります。男らしい顔型なので、少し派手めのスタイルがよく似合います。

逆三角形 — ハチ張りをカバーしてひし形を目指す

顎がシャープで、ハチ(頭の両サイドの一番出ている部分)が張りやすいタイプです。

おすすめはミディアムウルフや、ナチュラル束感ショートです。

トップに高さを出しすぎず、ハチを抑えてひし形シルエットをイメージするのが大切です。襟足が見える位置で動きを出すと、顎のシャープさとバランスが取れます。

卵型 — 何でも似合う自由枠

もっともバランスの取れた輪郭。どんなスタイルでも似合いやすい、恵まれた顔型です。挑戦したいスタイルがあるなら、迷わず試してみてください。

共通するのはひし形シルエット

ここまで読んで気づいた方もいると思いますが、かっこいいスタイルには共通点があります。正面から見たとき、全部ひし形のシルエットになっているんです。人間の脳は左右対称で上下にすっきりした形を自然と美しいと感じる。だからどの顔型であっても、ひし形を目指せば大きく外しません。

美容室でカットを受ける男性 — プロに任せるのが最短ルート 出典: Unsplash

美容室では「写真を見せる」が鉄則

自分の顔型がわかったら、次は美容室でのオーダーです。ここで失敗する人が本当に多い。

僕が初めてまともな美容室に行ったとき、「どうしますか?」と聞かれて「えーと、短めで爽やかな感じで……」と答えました。結果、全然イメージと違う髪型になって帰宅。鏡を見てため息をついた記憶があります。

失敗の原因は明確で、言葉だけで伝えたことです。短め、爽やかの基準は人によって全然違います。美容師さんも超能力者じゃないので、言葉だけでは正確なイメージを共有できません。

正しいオーダーの手順はこうです。

  1. 希望の髪型の写真を見せる — Instagram やホットペッパーで、自分の顔型に近いモデルのスタイルを2〜3枚保存しておく
  2. 3つの要望を伝える — 「この写真と同じ長さ・シルエット・動きにしたい」「最後はアイロン・ワックス・スプレーで仕上げてほしい」「ヘアセットのやり方をドライヤーから教えてほしい」
  3. セット動画を撮影させてもらう — 「自分でも再現したいので動画を撮っていいですか?」と聞く。この動画が最強の教材になります

さらに上級テクとして、オーダーシートを事前に作っておく方法があります。写真を貼り付けて、要望を箇条書きにしたものをスマホのメモに入れておく。口頭だと緊張して伝え忘れが出るので、テキストで渡すのが確実です。

美容室の鏡の前 — オーダーは写真とテキストで伝えるのがベスト 出典: Unsplash

カット中は「学びの時間」に変える

美容室にいる間、スマホをいじって過ごすのはもったいないです。美容師さんは外見のプロ。カット中にぜひ聞いてほしいことが3つあります。

  • 自分の髪質(クセ・太さ・硬さ・毛量)
  • 似合わせの提案(自分にはどんなスタイルが合うか)
  • かっこよくなるために必要なこと(美容師は外見磨きにこだわる人が多い)

僕は3回目の来店くらいから担当の美容師さんと仲良くなって、眉サロンのおすすめや肌ケアのコツまで教えてもらえるようになりました。美容室は髪を切る場所じゃなくて、外見の情報を仕入れる場所です。この意識の切り替えだけで、美容室に行く価値が倍になります。

毎日のスタイリングは「少量のワックス」から

いい髪型にしてもらっても、自分で再現できなければ意味がありません。スタイリングの基本を押さえておきましょう。

ドライヤーが8割

スタイリングの出来はドライヤーの段階でほぼ決まります。ワックスは仕上げにすぎません。

髪を洗ったら、まず根元からしっかり乾かす。そのとき、完成形のシルエットをイメージしながら風を当てるのがコツです。トップを立ち上げたいなら、根元に下から風を当てる。前髪を流したいなら、流したい方向と逆から風を当てて根元のクセをつける。

ドライヤーさえ上手くなれば、ワックスなしでも7割くらいの完成度にはなります。

ワックスの量は小指の爪ひとつ分

多くの人がワックスをつけすぎています。目安は小指の爪くらいの量。手のひら全体に薄く伸ばしてから、髪全体になじませます。少なめから始めて、足りなければ少しずつ足す。これだけでベタつかない自然な仕上がりになります。

鏡の前でヘアスタイリングをする男性 出典: Unsplash

おすすめアイテム

最初に揃えるなら、この3つで十分です。

  • ドライヤー:Nobby by TESCOM NIB300A(約11,000円。美容室シェアNo.1メーカーのコラボ製品)
  • ワックス:中野タントワックス(髪質に合わせてハード・ミディアム・ソフトを選ぶ)
  • スプレー:VO5 またはジオスプレー(セットをキープするために必須)

心理学が証明する髪型の力

ここまで実践的な話をしてきましたが、髪型が第一印象に与える影響は科学的にも裏付けられています。

プリンストン大学の心理学者アレクサンダー・トドロフの研究によると、人は相手の顔を見てわずか0.1秒で印象を決めてしまうことがわかっています。0.1秒というのは、まばたき1回よりも短い時間です。しかもその一瞬の印象は、長時間じっくり観察した後の印象とほとんど変わらなかったそうです。

つまり、出会った瞬間にはもう勝負がついている。

さらに有名なのが、社会心理学者エドワード・ソーンダイクが見つけたハロー効果と呼ばれる現象です。これは、ある一つの良い特徴があると、関係ない他の要素まで高く評価してしまうという脳のクセのこと。たとえば清潔感のある髪型をしている人を見ると、「性格もよさそう」「仕事もできそう」「信頼できそう」と無意識に判断してしまうわけです。

髪型を整えるだけで、本来は別物であるはずの性格や能力の評価まで底上げされる。これ、冷静に考えるとすごくないですか?

今日から始める、たった一つの習慣

ここまで読んでくださった方に、具体的なアクションを一つだけ提案させてください。

毎朝、出かける前にドライヤーで髪の根元を立ち上げる。所要時間は 3分 です。

まだ美容室に行けていない人でも、これだけで印象が変わります。朝の洗顔のあと、髪を軽く濡らして、トップの根元に下から温風を当てる。たった3分です。

これを2週間続けてみてください。ドライヤーの扱いに慣れてきたら、次のステップとしてワックスを足す。そして月1回、顔型に合ったスタイルをオーダーして美容室に通う。3ヶ月後には、鏡の中の自分が別人になっています。

僕の友人に、28歳まで髪型に一切こだわりがなかった男がいます。彼に顔型診断と美容室でのオーダー方法を教えて、実際に行ってもらいました。2ヶ月後、彼のマッチングアプリのいいね数は2倍になっていました。変わったのは髪型だけ。服もプロフィール文も同じです。

髪型は外見改革の中でもっとも手軽に、もっとも早く結果が出るアクションです。まずは次の休みに、スマホに好きなスタイルの写真を3枚保存するところから始めてみてください。

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