メンズの色合わせ基本|失敗しない服の色選びルール
服の色合わせに迷う男性へ。おしゃれに見える色の選び方は、実はルールを守るだけ。無彩色から始める配色テクニックを解説。
「色の組み合わせを勉強しよう」。おしゃれになりたくてそう考える人が多いですが、実はそれ、遠回りです。
色を使いこなすのは上級者のスキルです。初心者が色に手を出すと、まとまりがなくなって逆にダサくなる。プロのスタイリストでも、クライアントに最初に教えるのは「色を減らすこと」なんです。
おしゃれに見える配色の正体は、センスではなくルールです。今回はそのルールを3つだけ紹介します。
ルール1:白・黒・グレーだけで組む
無彩色だけで十分おしゃれになれます。嘘みたいですが、本当です。
街を歩いてみてください。おしゃれに見える男性の大半は、白・黒・グレーの3色以内でまとまっています。逆に、色をたくさん使っている人ほどゴチャゴチャした印象になっている。
なぜ無彩色が強いのかというと、嫌いな人がいないからです。赤が嫌いな人、青が嫌いな人はいますが、白や黒が嫌いな人はほぼいません。つまり大衆から好感を得やすい。デートという場面では、攻めるより守るほうが正解です。
僕自身、1年前はカーキのパンツに紺のシャツにベージュのジャケットを着ていた時期がありました。自分では渋いと思っていたんですが、写真で見返すと色がぶつかり合っていてまとまりがない。白Tシャツと黒スラックスに変えただけで、周囲の反応が明らかに変わりました。
ルール2:全身1色は避ける
無彩色を使えと言いましたが、全身黒や全身白はNGです。のっぺりして立体感がなくなります。全身黒は特にやりがちですが、重たい印象になりやすい。
ポイントは明暗のコントラストをつけること。上が明るければ下を暗く。上が暗ければ下を明るく。これだけでメリハリが出ます。
具体的なコーデ例を出すと、白Tシャツ+黒スラックス。これが最もシンプルで最も失敗しないパターンです。逆に、黒シャツ+グレーのパンツという組み合わせもあり。上下の明暗差があれば、あとは好みで決めて大丈夫です。
ゲシュタルト心理学でいう「図と地」の原理がここに関係しています。人間の視覚はコントラスト(差異)がある部分に注目する性質を持っています。明暗差のあるコーデは視覚的にバランスが取れていると認識されるんです。
ルール3:色を足すなら1色だけ
無彩色のコーデに慣れてきて、ちょっと物足りなさを感じたら色を1つだけ追加します。全身で4色以内が鉄則です。
最初に入れやすい色
- ネイビー:黒の代わりに使えて、柔らかい印象になります
- ベージュ:白の代わりに使えて、温かみが出ます
この2色は無彩色と相性が抜群で、配色ミスが起きにくいです。
避けるべき色
赤、黄、ピンク、オレンジ。これらは上級者向けです。単体で見るとかっこいいですが、全体のコーデに入れるとバランスを取るのが難しい。無彩色+ネイビー or ベージュで十分回せるので、しばらくはこの範囲で楽しんでください。
顔タイプで微調整する
ここからは少し発展的な話です。顔のタイプによって、似合う明暗バランスが変わります。
丸顔や柔らかい顔立ちの人は、明るい色(白やグレー)の割合を多めにするとカジュアルで親しみやすい印象に。シャープな顔立ちの人は、暗い色(黒)の割合を多めにするとフォーマルで洗練された印象になります。
これはドレス7:カジュアル3の法則とも連動しています。暗い色はフォーマルな印象を、明るい色はカジュアルな印象を与えます。自分の顔タイプに合わせて明暗比を調整することで、全体の統一感が増します。
色物・柄物は買わない
初心者がやりがちな失敗が「加点を狙いすぎる」ことです。チェック柄のシャツ、花柄のTシャツ、迷彩パンツ。加点どころか大幅減点になります。
ダサい服装の特徴を並べてみると明確です。色や柄が多い。7分丈。ポケットがやたら多い。デザインが過剰。全部「足しすぎ」が原因です。
おしゃれの基本は引き算。足したくなったら一度立ち止まって、その1色を抜いてみてください。大抵の場合、抜いたほうがまとまります。
今日やることは1つ。クローゼットを開けて、白・黒・グレーだけで組めるコーデが1つあるか確認してみてください。あればそれがデートの正解コーデです。なければ、GUで白Tシャツと黒スラックスを1枚ずつ買ってきてください。合計3,000円以内で済みます。
この記事はロードマップ Step 3 に関連しています
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